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【雹害検証】2cmの雹でどれだけ車がへこむのか?

 

 

 

【雹害検証】2cmの雹でどれだけ車がへこむのか?

数学と物理で読み解く、リアルな自動車パネル損傷

近年の異常気象により、春や初夏にも雹(ひょう)の被害が目立つようになってきました。
特に自動車にとって雹は見た目以上に深刻なダメージを与える存在です。

今回は「直径2cmの雹」が自動車のパネルに衝突したとき、どのような衝撃が発生し、実際どれくらいへこむのかを数学と物理で検証しました。


■ 雹は「ただの氷の球」ではない

まず知っておきたいのは、雹は単なる滑らかな氷の球体ではないということ。
実際の雹は、上空の雲の中で他の氷の粒とぶつかりながら付着・成長します。
その結果、まるでトゲのような突起を持ったいびつで凶器のような形状になることもあります。

こうした雹は、落下時に接触面積が狭く、衝撃が一点に集中。
パネルに局所的に深いダメージを与える要因になります。


■ 数学で読み解く、雹の衝撃力

以下は、実際に直径2cmの雹が垂直に落下し、自動車のボンネットに当たった場合のシミュレーションです。

項目
雹の質量約0.00377kg
終端速度(空気抵抗込み)約20.42m/s(時速約73.5km)
運動エネルギー約0.79ジュール
できたへこみの体積約2.51cm³(直径4cm・深さ3mm)
エネルギー密度約0.31J/cm³

時速約74kmで落下してきたわずか2cmの氷が、これほどの衝撃を生むとは驚きではないでしょうか?
特にアルミパネルや軽量化車両は、より深刻なダメージを受けることがあります。


■ 実際の損傷イメージ(模式図)

雹が垂直に落ちてきて車体に当たったときのイメージ図はこちらです。

 

 

上記のように、雹はまさに「空から落ちてくる氷の弾丸」。
しかも形がいびつな場合は損傷の形状も複雑になり、修理も難易度が増します


■ 修理には「損傷を読む力」が必要

雹害は1台の車に数十、時には数百のへこみが発生することも。
しかも形状・深さ・素材によって全て対処が異なるため、ただ板金パテで埋めるだけでは本当の復元にはなりません。

**セノキモータースでは、雹害修理のために独自開発した「瀬迺木流総合外板修正術」**を用いて、
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特にテスラなどアルミ車両にも対応可能な高度なリペア技術で、多くのお客様から高評価をいただいております。


■ 雹害は「早期発見・早期対応」がカギ

雹が降ったあと、一見すると小さなへこみに見えても、
その裏でパネルが伸びていたり、歪みが生じていたりするケースも少なくありません。

📍 へこみを放置すると、雨水が溜まり錆びの原因になることも。
📍 特に高年式車や輸入車は査定にも影響します。


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