大きな凹みこそ、“本物の技術”が問われる。
■ ビッグデントとは?
ドアやフェンダー、ボンネットなどにできた直径10cm以上の大きな凹み
衝突・飛来物・転倒などが原因で発生
板金塗装が一般的だが、「歪み」や「肌の違い」が目立ちやすく、仕上がりに差が出やすい
■ 一般的な対応法と課題
方法 | 特徴 | 課題 |
---|---|---|
板金+塗装 | パテ整形して再塗装 | 色ズレ・塗膜の厚み違い・経年劣化リスク |
通常のデントリペア | 小さな凹みに特化 | ツールが届かない/鉄板が延びる可能性 |
交換 | パネルごと新品に | 高コスト・納期長い・純正確保できない事も |
■ 瀬迺木流のアプローチ
瀬迺木流総合外板修正術では、大きな凹みに対しても
「鉄板を極力伸ばさず、面を整え、美観と強度を両立する」という技術哲学に基づいて施工します。
⛏ 対応の特徴:
裏から押す×表から叩くのWアプローチ
通常工具では対応できない箇所も「独自ツール」でアクセス
アルミやハイテン材も対応
再塗装なし or 極小範囲の塗装で済むケース多数
パテレスで、肌・光沢の自然さが保てる
■ ビッグデント施工例
テスラ モデル3 リアフェンダー: 複雑なアーチ形状の面に直径30cm近い凹み。通常は交換レベルの損傷を、再塗装なしで復元。
メルセデス・ベンツ ドア: 全体的に損傷を受けたパネルに対し、鋼板の張力とパネル全体の形状バランスを見極めながら修正。均一な面出しで歪みなく仕上げ。
フェラーリ 488 リアフェンダー: 硬いアルミ素材にできたワイドなへこみ。素材変形を最小限に抑え、パネルラインを再構築。
■ まとめ:
「これ交換ですね」と言われたビッグデントも、
瀬迺木流なら“直して”戻せる可能性がある。
ビッグデントこそ、職人の真価が問われる場面。
見た目だけじゃない「面の整い方」「仕上がりの空気感」をぜひ体感してみてください。